NotionAI
社内ルール設計
組織や初心者のSkills活用にNotionがおすすめできる3つの理由 ── コンテキストを繋ぐ再現性の高いAI活用術
今、NotionAIのSkillsが熱いです。40社以上に導入支援した経験から、組織&初学者向けに最もSkillsを管理しやすいツールはNotionではないかと感じています。
①データベースで管理できる
②組織への共有がカンタン
③Notion(業務環境)内でいつでも呼び出せる
この記事では、NotionのSkillsの特徴、実務で使える5つの事例、最初に押さえておきたい基本設定まで、実際の画面を公開しながら解説します。
① SkillsはAIに渡す「仕事のレシピ」

Skillsとは、AIに特定の仕事の進め方、参照先、判断基準、出力形式を覚えさせ、繰り返し使えるようにする仕組みです。
私はよく、Skillsを「料理のレシピ」に例えます。
どこのマクドナルドでも同じ品質のチーズバーガーを食べられるのは、作る人の勘だけに頼らず、材料、順番、分量、完成基準が決まっているからです。
AIの仕事も同じです。
毎回「このデータベースを見て、重複を確認して、日付はこの形式で、最後にここへ保存して」と説明するのではなく、その手順をSkillとして保存します。
次からは「案件登録して」「面談準備して」の一言で、AIが同じ手順を呼び出せます。
つまり、個人の頭の中にある「いつものやり方」を、AIが実行できる業務マニュアルへ変えるものです。
② NotionのSkillsは、組織で共有しやすい
NotionではSkillをライブラリとして一覧化し、用途、担当、状態、更新日などを管理できます。

最近になって「実行回数」という項目が追加されたため、どのSkillがどれくらい使われているかも、ライブラリから確認できるようになりました。
どのSkillがどれくらい使われているかを判断するのにとても役立ちます。
このようにNotionでSkillを管理すれば、フォルダの奥にプロンプトが散らばる状態と違い、組織の業務手順を一つのデータベースで見渡せます。
SkillsはNotionページの1つとして指示をまとめた後に、画像のようにしてスキルページに変換すれば、Skillsライブラリに反映させることができます。

すでにデータベースでSkillsを管理していた方は、以下の手順でそのデータベースを丸ごとSkillsに変換することも可能です。

また、Skillsを組織全体で使えるようにしたい場合、非常におすすめの設定があります。
設定>NotionAI>スキル と進んだ先にある「デフォルトのスキル」という設定です。

これを設定しておけば、入ったばかりのメンバーが何も設定しなくても、いきなりSkillを使えるようになります。

NotionAIのチャットで/と入力すれば、いきなりそのSkillが候補に上がってくるようになります。
この設定は組織で使うときに大変便利なので、ぜひ設定してみてください。
③「管理ツールの中にいる」という強さ
Notionはそもそも「オールインワンワークスペース」というコンセプトで製品を作っていた会社です。
そのため、議事録を取ったり、顧客管理をしたり、タスク管理をしたり、Notionというツールの中であらゆる仕事が進められるようになっています。
NotionのSkillsを私が推している大きな理由の1つが、この「業務環境の中で動かせる」というポイントです。
Notionという業務管理ツールの中でSkillを発動できるので、画面遷移がゼロになります。
例えば、会議で発生したタスクを登録する というステップの場合。
そもそも議事録を取るためにNotionを開いているため、そこでサイドチャットを開き、スキルを発動することができます。

※この状態でスキルを発動すれば、その時に開いている議事録の画面の情報が勝手に優先されるコンテキストになるため、余計なノイズが混ざったりする心配もありません。
また、先ほど、Skillsは料理のレシピのようなものだと説明しました。
どんなに素晴らしいレシピがあっても、そもそも食材(情報)が揃っていなければ料理を作ることはできません。
Notionはそもそも、Skillsの元となる「情報」を管理するツールであり、そこにアクセスさせた上でSkillを発動できるので、前提情報を渡す手間がほぼゼロになります。

閲覧できる情報の権限も、各人のNotionアカウントに紐付いているため、アカウントの権限管理を間違えなければ、基本的に事故が起きることもありません。
④ 実務で使える5つの活用事例
まず試していただきたいのが「頻度の高い業務」や「Notionに溜まった情報を活かせる業務」です。
気になるスキルが見つかった方は、解説画像をスクショしてNotionAIに指示すれば実装できます。

私が特に相性が良いと考えているのは、次の5つです。
(1)領収書登録Skill

領収書の写真から日付、金額、支払先、摘要を読み取り、既存データとの重複を確認して経費データベースへ登録します。
原本画像もページ内に残せば、申請から確認まで一つの場所で管理できます。
(2)会議準備Skill

Googleカレンダー、Notion内の議事録や顧客情報、メール、Slackを確認し、前回の決定事項、持ち越し、今回の論点を整理するSkillです。
ただ、整理してくれるだけではありません。
所定の議事録DBに顧客や案件へのリレーションを済ませた状態で登録、メンバーへの共有まで完了してくれます。会議直前に複数の場所を探し回る時間が減り、最初から本題に入れます。
(3)契約書作成Skill

自社の契約書雛形と、商談で合意した業務範囲、金額、期間を照合し、ドラフトを作成します。
最近は、ページタイトルと本文見出しが重複する問題があったため、Skillと雛形の両方を修正しました。
このように、実行結果の小さな違和感を手順へ戻すことで、次回以降の品質を上げられます。
(4)日報作成Skill

タスク、議事録、Slack、メール、カレンダーから、その日の成果、改善点、次の行動を整理します。
会議の文字起こしに出ているのに未登録のタスクがあれば、登録候補として提示することもできます。
(5)案件登録Skill

商談後の議事録やメールを確認し、顧客名、商材、確度、金額、請求日、次のアクションを案件データベースへ反映します
。
根拠を確認できない項目は埋めず、既存案件との重複を避け、いつ何を変えたかをログに残します。
これらに共通しているのは、文章を生成して終わらないことです。
Notionのデータベース、議事録、ファイル、カレンダー、メールとつながり、次の仕事まで進めます。
ここにNotionAIならではの価値があります。
⑤Skills導入の前に、データベースを設計する

Skillsを効果的に使うために、最初に考えるべきことは「どんなSkillを作るか」ではありません。
「その仕事に必要な情報が、どこに、どんな構造で蓄積されているか」です。
案件登録Skillを作るなら、先に顧客データベースと案件データベースが必要です。
日報作成Skillを作るなら、タスク、議事録、予定、コミュニケーションの記録が必要です。
契約書作成Skillを作るなら、正しい雛形と、合意内容を確認できる商談記録が必要です。
AIは、存在しない情報を正確に扱うことはできません。
私はNotion活用を支援するとき、機能より先に「情報の属性」を整理します。
タスクは消耗品で、資料は資産です。
同じ属性の情報は一つのデータベースへまとめ、タグやリレーションで見え方を分けます。
構造が間違っていると、便利なSkillを増やしても、出力先が散らかり、重複と確認作業が増えます。
「戦略のミスは戦術で取り返せない」のと同じで、情報構造のミスはプロンプトやSkillsでは取り返せません。
設定はシンプルです。
Skillsを管理するデータベースを作り、手順を書いたページをSkillとして登録し、ライブラリで管理します。
最初からたくさん作る必要はありません。
毎週発生し、手順が決まり、成果を測りやすい仕事を一つ選びます。
実行時間、人の修正時間、失敗した箇所を記録し、Skillを改善します。
この一つが安定してから、次の業務へ広げる方が確実です。
まとめ
① Skillsは、AIが繰り返し使える仕事のレシピ
② Notionなら、Skillを組織の資産として一覧管理し、継続的に改善できる
③ コマンドだけでなく、画像、会議、データの変化をきっかけに動かせる
④ 領収書、面談準備、契約書、日報、案件登録は効果を確認しやすい
⑤ 成果を決めるのは、Skillの数より先にあるデータベース設計
AI活用の本質は、すごい回答を一度出すことではありません。
自社の仕事を、誰が使っても同じ品質で前へ進められる仕組みに変えることです。
Skillsは、そのための業務マニュアルであり、Notionはそのマニュアルと実行に必要な情報を育てる場所になります。
\ 同じ仕組みを取り入れたい!と思って頂けた方へ/
Skillsを作る前に、顧客、案件、タスク、議事録などのデータベース設計が必要です。
弊社、株式会社LOGIVALでは、NotionAIが実務で動ける情報構造を設計し、Skillsの作成から社内で改善できる状態まで伴走しています。
自社のどの業務から始めるべきか整理したい方は、以下の無料相談フォームからぜひお気軽にご相談ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました!
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